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インナードライ肌の原因や仕組みについて

こんにちは、グラン治療院の中村です。

今回は「インナードライ」についてご紹介させていただきます。

 

インナードライとは“肌表面が潤っている状態でも内側で乾燥している状態”のことを言います。

 

肌の水分量や油分のバランスが崩れることでインナードライ肌になる確率が増えることがあり

インナードライ肌の方には以下の特徴があります。

 

・Tゾーンがテカテカで口元や目元がつっぱる

・しっかり保湿しているのにニキビができる

・洗顔後のツッパリ感やかさつきを感じやすい

・スキンケアのなじみが悪い

・ファンデーションがきれいにのらない

 

上記の項目に一つでも当てはまる方はインナードライ肌の可能性があるかもしれません。

 

当院のお客様の中でも気温が高い夏場では

肌のべたつきを気にされてスキンケアを化粧水だけで済ませ

乳液やクリームなどの保湿を控える方が例として上がります。

 

お肌の状態では特に“乾燥肌”と“脂性肌”の二つに分けられますが

二つの肌とインナードライ肌の違いについてご紹介させていただきます。

 

乾燥肌との違い

乾燥肌とインナードライ肌はいずれも肌の水分不足の点に関しては共通しています。

ただしインナードライ肌は乾燥肌とは違い、皮脂量が多いため、肌表面のべたつきが目立ちます。

乾燥肌は主に外部の状態に関連しスキンケアや環境の変化で改善できることが多いです。

一方で、インナードライ肌は外部の要因だけでなく、

内部の要因も影響しているため、生活習慣や感情の管理がより重要です。

 

脂性肌との違い

インナードライ肌と脂性肌との共通点は皮脂量が多い点ですが

大きな違いに関しては水分量の違いです。

 

脂性肌に関しては洗顔や保湿などのご自宅でのスキンケアが大きな原因として挙げられています。

日常的に皮脂のべたつきを気にすることや洗顔後のツッパリ感なども意識していただければと思います。

 

 

主な原因

①紫外線

長時間紫外線を浴びると肌が水分をキープする働きがなくなり乾燥を引き起こし、

それにターンオーバーの周期が短縮されてしまいます。

 

肌のターンオーバーは、皮膚細胞が生成され、成熟し、最終的に剥がれ落ちていく過程を指します。

一般的にターンオーバーの周期は「年齢×1.5」と呼ばれています。

上記の計算方法は個人差がありますので一概に正確とは言い難いですが

一般的に60代の方は20代の方の2倍以上あると考えられています。

 

ターンオーバーの周期が短くなり、水分調節が未熟な細胞で肌が形成されることで

水分が蒸発し、乾燥を悪化させることに繋がりますし

バリア機能が正常でないため、外部からに刺激に弱く、肌の赤みにつながる恐れがあります。

 

肌内部の乾燥を防ぐためには、日頃から紫外線対策をすることが大切です。

 

②乾燥した環境

夏場では冷房、冬場では暖房と季節の変わり目で使用する機会が多いと思います。

長時間使用することで湿度の低い状態が続き、乾燥を引き起こすことがあります。

 

デスクワークや仕事柄で長時間室内で過ごされる方などは乾燥対策を心掛けてください。

 

③入浴習慣

入浴時する際やシャワーで熱いお湯を使用する場合は

肌の保湿因子とも呼ばれるセラミドが流出してしまう恐れがあります。

なるべく熱いお湯を使用せず、38度〜40度程度のぬるま湯で保湿はお風呂上りすぐに行うことが重要ですし

身体を洗う際や洗顔を行う際にはこすりすぎには注意するようにです!

 

いかがだったでしょうか。

今回は「インナードライ肌」についてご紹介させていただきました。

 

今回ご紹介させていただきました内容に一つでも当てはまりましたら

インナードライ肌かもしれません。

 

肌質にお悩みの方は今一度スキンケアや生活習慣を見直して、健やかな肌を目指していきましょう。